Blog 017 7/17/2021 夏のご質問
夏のご質問
”フレグランスの保存はどうしたら良いですか?” と毎年、梅雨から夏にかけてよく聞かれるようになります。
あなたのお部屋を想像してみてください。日中は誰もいない部屋、クーラーも効いていないので相当な温度と湿度ではありませんか?
ドレッサーやバスルームのカウンター、机やテーブルの上はあなたがいない間お日様があたっていませんか?湿度はどうでしょう?出勤前の忙しい時のバスルームのカウンターやテーブルの上に置いたまま・・・これは便利なのですがさてどうでしょうか?
なぜならば少し乱暴な言い方ですが、フレグランスは香料をアルコールや清水でのばしたものボトルがあたたまること=アルコールの蒸発を促し、成分比も変わり劣化がスピードアップしてしまいます。ですから高級な香水のボトルの中には茶色や黒を使って光を遮ぎっています。
製品のTop/蓋があればきちっと締めておきましょう。
完全に密閉や密封はできませんが少しでも熱い空気や湿気から守りましょう。
ボトルがスプレーでもスプラッシュならなおさらです。
入っていた箱に収めておきましょう。
箱に入れておくことで直射日光からは守れますね。サイズもぴったりな箱ですし、フレグランスの入った箱はそこそこの厚みがあります活用しましょう。
暗くて冷たい所、振動のない場所に収めておきましょう。
ドレッサーの上の香水のボトル、キラキラしていて綺麗ですよね。まるで宝石のようです。よく使う引き出しや車の中はその上振動がかなりあります。そして気温の高いお部屋や車の中に置いた場合、アルコールですから減り方は早く危険ですね。
また温度のことは言ってきましたが気温ばかりでなくてじつはそれよりも気になる保が紫外線です。人も夏の太陽の下では日に焼けて肌が小麦色になったり真っ赤になって皮がむけますね。つまり香水も紫外線によりその化学変化、劣化が怖いですね。最近は香水のボトルの色が透明化していますのでなおさらです。ご存知のように紫外線はガラスをすり抜けて来ます。
できれば冷たい所、暗い所、静かなところが良いのです。陽の当たらないドレッサーの中、出し入れのほとんど使わない引き出し、陽の当たらない本棚の本と本の間・・・・などはどうでしょうか?!お宅の中の探検をして探してみましょう。
冷蔵庫に入れて置く必要がありますか?専用のものをお使いの方もいると伺いました。けれども個人的にはあまりおすすめいたしません。
まずは、お肉やお野菜、果物と一緒ですよね・・・冷蔵庫の臭い、結構あります。大好きな良い香りのボトルを一緒にすることは憚ります。
また、何種類かのアルコールと様々な香料、そして水でできている香水。冷蔵庫の中の温度は冷蔵庫は、JIS規格で0℃~10℃、冷凍庫は-12℃以下に温度設定するように制定極端に冷たいと思うのです。もちろん低温にあるわけですから高温に置くよりは良いかもしれません。しかし冷え過ぎですね。冷やしすぎると容器の中に様々な香料の凝固したもの=澱(オリ)と呼ばれる沈殿物ができてしまいます。肌や品質にも多少なれど影響がります。白いお洋服にスプレーしたら黄色く、あるいは茶色くシミが付いた経験はありませんか?あるいは詰まりの原因になります。冷やしすぎでしょう。その上、出し入れの際の温度差も気になります。
冷蔵庫をどうしても・・という方は専用で、しかも湿度や室内温度が一定の(冷やしすぎない)物を用意され、ドアーポケットの振動を避けるために立たせておくと良いでしょう。言ってみればワインクーラーのような。(注意ーワインクラー内にワインと香水を一緒に入れることは全体にやめましょう。)
一年で使い切るような量を考えて購入したほうが懸命です
長持ちさせることばかりを気にするよりも、劣化を恐れてしまい込んで忘れるよりも、日々使って楽しんでください。そして香水の寿命の一年で使い切るような量を購入しましょう。
どんどん使って、一年で使い切り、化粧品が発売される春や秋、あるいはご自身のお誕生日やクリスマスなどに毎年買い換えることを決めていたら新鮮で良い香りのフレグランスをいつもお使いになれますね。
いかがでしょうか・・・
ありがとうございました。さっそく使います。また来ますね。カゼ早く良くなってくださいよ。
ジンちゃんありがとう。とどきました。アメリカからと思うと嬉しいです。
佐藤自分へのプレゼントに選んでもらって買いました。気に入りました。この香水好きです。これからもよろしく。
ケン521