Kaori Cafeの日々のブログ

Blog 0133 11/4/2021 DSTのメリット?!

DSTのメリット?!

日本にいると縁のないサマータイム。夜の時間を明るくするために、アメリカではほとんどの州で導入されています。

アメリカではサマータイムとは言わず、『Daylight Saving Time(デイライト・セービング・タイム)』と呼ばれ、DSTと略されます。

サマータイムとは、「人間は日の出とともに活動を開始し日の入りとともに休むべきである」という考え方に沿った文化だといわれています。

サマータイムを行うメリット

  1. 消費電力(照明)の節約 
  2. 余暇の充実(仕事後の明るい時間が増える) 
  3. 経済の活性化(明るい時間が増えることで消費活動が増える)

まず、消費電力の節約が挙げられます。例えば、午後5時に終了する仕事であれば、実際の太陽の高さは午後4時のものですから、単純に1時間分の照明が不要となります。

これは「余暇の充実」や「経済の活性化」にもつながることですが、明るい時間が増えるということは活動時間が増えるということです。

退社時間が早まることで、プライベートな時間を多く確保できる(余暇の充実)ことや、友人と飲みに行ったり、遊びに行ったりという消費行動(経済の活性化)が多くなります。

サマータイムを行うデメリット

時刻調整にかかるコスト

家の時計や腕時計など、個人で使っている時計の時間を調整することは簡単です。

しかし、工場の生産ラインや交通システムなど、緻密にタイムスケジュールが組まれているものは簡単に調整することはできません。

なぜなら、コンピューターのシステム設定には膨大なコストがかかり、それが年に2回の調整(サマータイムの開始日と終了日)が必要となるからです。

体への負担

例えば、サマータイムの実施前は午前6時に起きていたとすると、

変更後は同じ6時に起きたとしても、結果的に5時に起きているのと一緒ということです。

時差ボケに似た状態となり、寝不足になったり生活リズムが変化するので、交通事故が増えると言われています。また、心臓発作などが増加するというデータもあるそうです。

加えて、人によっては明るい時間が増えたことで、労働時間が伸びてしまうケースもあるため、体への負担が懸念されています。

特に南に位置する州ではもともと夏場の日照時間が長く、サマータイムの実施のせいでさらに夜が遅くなり、夜9時でも明るいのは迷惑なんていう意見もあるそうです。私は個人的に仕事の終わった後のウキウキしますが・・・。

確かに、小さな子供を寝かしつけるのに8時、9時でも外が明るいのは違和感があるかもしれませんね。アリゾナ州の大部分とハワイ州などでサマータイムが実施されない背景には、こういう点も大きく関わっているようです。

他にも、日に当たる時間が増えすぎて、皮膚ガンなどのリスクが増えるという考えを支持する人もいます。

日本でもサマータイム導入の話題は盛り上がったり、もしますね。しかし,導入するとなれば全ての時計をチェックしなければなりません。一年に2回のその作業、果たしてメリットを上回りますでしょうか?!

皆さんはDSTどう思われますか?

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